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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第18章 喧嘩


あの後、栞ちゃんの「多分本部の隊員にも身バレしてるし、トリオン体の設定戻しちゃおうよ!」と言う提案にみんなが賛同したため、トリオン体の設定を戻した。
そして、三雲隊に誘われてサイクリングに出掛けることになった。修君が根を詰め過ぎているから気分転換らしい。季節は冬だが、今日は珍しく温かくてサイクリングにはピッタリだ。

空「おぉ〜!風が気持ちいいですな〜」
雨「うん、そうだね♪」
僕「もうすぐ春だからね。でも、もう少し寒い日が続くから風邪には気を付けようね」
空「はーい!」
三「お前は風邪ひかないだろ?」

楽しく会話をしながら、とある公園で休憩する。公園内に設置されていた自販機で水を買って3人に渡すと、余程喉が乾いていたのか、3人とも美味しそうに水を飲んでいる。スマホを見るとそろそろお昼の時間。近くに飲食店又はコンビニが無いか検索していると、タイミングよくお腹が鳴る音が聞こえた。

空「ふむ、腹減ったな」
僕「ちょっとまってて、今近くにお店が無いか探してるから。...あ、近くにコンビニがあるよ」
三「じゃあ、コンビニで何か買いましょうか」

そう話していると、知っている声に呼び止められた。
バイト帰りの京介が、玉狛でみんなで食べようと思っていたらしい寿司を修君に持たせ、帰って行った。勿論お礼はちゃんと言った。
寿司盆の数が足りないため僕がコンビニに行くと言うと、3人とも着いていくと言い出した。

雨「実は、迅さんに先輩を1人にしないように言われてるんです」
空「ボディガードと言う奴だ!」
僕「...そういう事なら」

何せ前科あるから何とも言えない。大人しく着いてて貰うのがいいだろうと考えて、4人でコンビニへ向かう。
荷物の番を修君と千佳ちゃんに、僕と遊真君で買い物を済ませて店を出ると案の定絡まれたが、僕のボディガードが成敗してくれた。どう成敗したのかは想像におまかせする。

再び公園に戻って少し遅い昼食を食べる。お寿司を食べた遊真君が山葵で顔を顰めるのを見て笑い合う。この光景をずっと残しておきたくて、4人で写真を沢山撮った。「帰ったら支部のみんなに話してあげるんだ!」と遊真君が楽しそうに言った。他2人もいっぱい話したいようだ。
午後から再び自転車に乗って、今度は川原についた。斜面に寝そべって空を見上げ立ち並ぶ家を眺めていると、修君が何か閃いたようだった。
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