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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第3章 再開


その後、また色々あって病み期から脱出した僕は、今の生活になって精神的にも安定してきた。
そして今、約4年の間死んだと思っていた相手が生きていた事に安堵した。
悠一は少し落ち着いてきた僕を見て、そっと腕を解いた。

迅「大丈夫?」
僕「うん...。急に泣き出してごめんね」
迅「気にしない気にしない!昔はいつもこんな感じだったでしょ?」
僕「そうだったね。ありがとう」

悠一の優しさでまた泣きそうになるがそこはグッとこらえる。

三「処で、お2人はどういう関係なんですか?」
空「それは俺も気になるぞ」

と、先程から空気になりつつあった2人が聞いてきた。
そう言えば2人がいた事すっかり忘れていた。ごめんね。

迅「俺と明希は幼馴染なんだ」
三「そうだったんですか」
空「幼馴染って何だ?」
僕「幼馴染って言うのは、小さい時から仲のいい人の事を言うんだよ」
空「フム(≡3≡)」

教えてあげたら納得してもらえた。
こんな雑な教え方で理解してくれるとは、一を聞いて十を知るタイプの子か。

僕「遊真君や修君にはそういう人いる?」
三「僕はいます」
空「俺は...いないな」
迅「遊真はちょっと特殊だからな〜」
僕「どういう事?」
迅「読んでみる?」

「読んでみる?」と悠一が言ったということは、僕のSEを使って見るかって事だ。
流石にそこまでして知ろうと思わない。それに...

僕「.....止めとく。本人が知られたくないことだったら悪いし」
迅「そうしてくれると思ったよ」
僕「視えてたんでしょ?」
迅「まーねーww」

悠一、SEの使い方上手くなってる。よかった。

空「藤咲センパイは迅さんのSE知ってるの?」
僕「まぁね。悠一は小さい時からSEに悩まされてたし、僕しか頼れる人がいなかったって言うのもあるけどね」
三「迅さん、かなりハードな人生だったんですね」
迅「でも、それも今となってはいい思い出だよ。明希のお陰で今の俺がいるわけだし、明希には感謝だな」

と言って、座っている僕の後ろから抱き着いてくる。
甘えん坊な所は昔から全然変わってないな。と思いながら頭を撫でてやる。












三「なんていうか...」
僕「ん?」
三「お2人って距離が近いですね」
「「そう?」」
空「なんと、無自覚だった」
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