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キミに恋しました【BOYS AND MEN/短編集】

第1章 幼なじみの壁(平松賢人)


今、あたしはとあるスタジオに来ている。
その理由は幼稚園の頃からの幼なじみが忘れ物をしたらしく持ってきてと頼まれたから。

『あの……平松賢人の忘れ物を届けに来たんですが……』

あたしは緊張しながら幼なじみである賢ちゃんの名前を出した。
やっぱり怪しいと思われて追い出されちゃうのかな……?

受付「あ、はい。聞いてますよ。今レッスン室に案内しますね?」

あれ?なんだか普通に通された……けど聞いてるって……賢ちゃん、あたしが忘れ物を届けに来ることを伝えててくれたってこと?

そうしてあたしは受付のお姉さんにつれられレッスン室に来た。

受付「平松くーん。お客さんだよー」
平松「はーい!あ、彩花ちゃん!待ってたよ~」
貴女『あ、賢ちゃん……はい、これ。』
平松「ありがとー!助かったよ♪」
貴女『ううん……もう忘れ物しちゃダメだよ?』
平松「はーい( ̄▽ ̄;)」
貴女『じゃあ、あたし帰るね?』

あたしがそう言って後ろを振り向くと賢ちゃんに腕を掴まれた。

平松「待って!!彩花ちゃん!」
貴女『え?な、なに?』
平松「彩花さえよかったらダンスレッスン、見学していかない?」
貴女『え?わ、悪いからいいよ!それに、他のメンバーさんに迷惑かけちゃうかもしれないし……」
平松「大丈夫だよ!みんな、優しいから。ね?見学していってよ」

そう言う賢ちゃんに手を引っ張られるようにあたしはレッスン室に入っていった。

貴女『け、賢ちゃん……あたしやっぱり……』
平松「大丈夫だよ。皆~ちょっと来てー?」
水野「あ?平松、どうしたん?ん?その子は?」
平松「僕の幼なじみの鈴木彩花ちゃん!」
小林「ひゃあっ(≧▽≦)この子、めっちゃ可愛いやん!僕は小林豊です!よろしくね?」
貴女『あ、えっと……は、はい……』
田中「豊、彼女、引いとるよ」
貴女『えっ?そ、そんなことは……』

賢ちゃんの隣にいたちょっと強面の男の人がそう小林さんにいった。
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