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星のカケラ【R18】

第1章 新メンバー


母さんと姉ちゃん、そして父さんにも一応バイトの事は話した。
父さんが帰ってくるのはいつも遅いから電話で話した。

姉ちゃんは大賛成した。
母さんは父さんがいいならって。
父さんは母さんがいいならって。
2人とも同じこと言ってた。
……てことはしていいってことなんだろう。



面接当日―――――――

どうしよ……中に入ったはいいけど……
どこ行けばいいの!?

ここどこ!?
大輝は今バイトで手が離せないし……

確か3階って書いてあったからとりあえず3階に行くべきだよね……

エレベーター……エレベーター……どこかな?

ここ曲がって……

曲がり角を曲がる。

ドンッ

「あっ!」

「おっと!」

誰かにぶつかった。
下向いて歩いてたから……

見上げるとスーツ姿の男性……
何か偉そうな人……
社長さんみたいな……

じゃなくて!
もし社長さんだったら失礼だし!!

「すみません!前見てなくて!!」

「あぁ、大丈夫だよ……見かけない顔だね?」

「あっえーとバイトの面接に来て……場所が分からなくて……」

「あー、バイトね。そう言えばそんなこと言ってた気がするな。あの人。3階に行けばすぐ分かるよ。エレベーターはここ真っ直ぐ行って右ね。」

よかったぁ!優しい人で!
お礼言わなきゃ!

「ありがとうございます!!」

その男の人に笑顔でお礼を言って歩き出すと。

「ちょっと待って。」

腕を掴まれた。

「なんですか?」

「君さ、アイドルとか興味ある?」

アイドル……まぁ、StarPiece好きだし……

「興味というか……まぁ……」

「よし!君付いてきて!」

「え!?ちょっ!僕今から面接がっ!」

「俺から電話して伝えておくから!君名前は?」

「えっと、瀬田瑞希です……」

「瑞希くんね。」

僕はその男の人に引っぱられて、車に乗せられた。
……なんなの……この人まず何者ですか?!
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