• テキストサイズ

星のカケラ【R18】

第2章 NEW START!



そして、1週間……
僕達はラストスパートかけて練習をした。
疲れも溜まったけど、それ以上にライブへの興奮が高まってきて、今は緊張とドキドキが溜まっている。

ライブ当日―――――――――

「よし!いよいよだな!」

真広くんが僕達の方を見て声をかける。
それを合図に5人で輪になる。

「瑞希、緊張してると思うけど、俺達が付いてる。思いっきりやれ。今回はお前が主役だ。『新しいスタート』……NEW START!やるぞ!!」

「「おう!」」

「はい!」

裕斗くんは相変わらず無言だ。

「何かさ、懐かしいな。5人でライブって。……なぁ、アレやろうよ!5人揃ったんだし!」

「アレ?」

「あぁ、あれね。『StarPiece』って『星』って入ってるだろ?1人1人のピースサイン合わせたら5人で星ができる。だから、よくこうやってピースサイン合わせてたんだよ。」

そんなことしてたんだ……

「ねー、やろうよ!」

「俺はしない。」

裕斗くんが断る。

「……まだ、瑞希がメンバーと認めてない。確かに1ヶ月間共に過ごして練習もしたけど……それはあくまでもライブを成功させるためだ。社長、事務所のため。」

「裕斗、あのな!」

「真広くん、大丈夫です!ライブ前にやめましょう!お客さんを楽しませるために、僕達が楽しまなきゃ。」

「そ、そうだな。ごめん。」

空気が悪くなった。
このままじゃ……

「よし!じゃ、やるか!ほらほら、まーくんも裕くんもピリピリしない!」

圭くんが裕斗くんと真広くんと肩を組む。
ちょっとは和んだ気がする。

そして……開始のカウントダウンが始まる。
/ 214ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp