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ハイキュー!! 秋祭りバトン!

第5章 スポーツの秋?それとも恋の秋?!


滑「だからさ、洗濯物終わるまで悪いんだけど・・・コガネ待っててあげられない?!」

「オレ?ッスか?別にいいッスけど?」

二「滑津~?何ならオレ部長だし?オレが、」

滑「アンタは待たなくていい・・・コガネだったら、ちゃんとクラス同じだし気兼ねしないでしょ?それに二口は危ないから」

青「・・・危ない」

二「青根?!」

滑「とにかくコガネ!頼んだよ!ちゃんと家まで送りなさいよ!暗いんだから!」

「ッス!」

・・・家まで送る?

家まで?!

マジか?!

いそいそと着替えを終わらせ、ソワソワとみんなが帰るのを待って、二口さんから部室の鍵を預かった。

二「コガネ、襲うなよ?」

「しないッスよ!!」

青「・・・に」

青根さんがオレの手のひらにコロンと飴玉をふたつ乗せた。

青「・・・1個、コガネ」

「あ、アザっす!」

ふたりを見送り部室に残ったオレは、椅子に凭れてボンヤリとの事を考えた。

舞さんは頑張れとか言ってっけど、告白自体した事ねぇし、何て言えば・・・

やっぱりごく普通に・・・す、すすす・・・好きだ!とか?

・・・普通過ぎるか。

叫んでみる、とか?

それならオレ、行けるかも?

ちょっと試しに・・・言ってみるか。

大きく息を吸い込み、正面を向いて・・・いざ!

「好きだ!!」

『えっ?!黄金川君?!』

叫んだと同時にガチャリとドアが空き、が驚いた顔でオレを見る。

『えっ・・・と、今の叫びって・・・』

「ち、違う!その、アレだ!青根さんがにって預かった飴!好きだ!って!」

オレ今、苦しい言い訳か?!

『飴?・・・青根先輩から?』

青根さんから渡された飴玉を見せて、頷く。

『これ・・・この前の・・・青根先輩、覚えててくれたんだ・・・嬉しい』

なんだ?

何かいま・・・胸の奥がチクッとした。

『黄金川君、1つ・・・貰っていい?』

「あ?1個でいいのか?」

『うん、だってもうひとつは黄金川君のでしょ?青根先輩は多分、私と黄金川君にひとつずつくれたと思うから』

正解。

何で分かるんだ?

『ん、美味しい!明日、青根先輩にお礼言わなきゃ・・・っとと、忘れる所だった!柔軟剤の詰め替え取りに来たんだった』





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