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# 3104【気象系】

第7章 # ∞








「本当にお世話になりました」

「いいって、いいって! またいつでもおいでよ」

「はい!」




二日目は朝から街の観光案内をして。
昼は馴染みの店で郷土料理を振る舞った

夜は達也さんと城島さんも招いての大宴会。
酔いが回ったから風に当たって来ると言ったら
兄さん、俺も。ってカズが後ろから付いてきた




『星、綺麗だね』

『あぁ。』


東京じゃ街のネオンに邪魔されて星なんて見えなかったけど
此処では息を飲む程に綺麗な星空が見える


『あっ。あった』

『北斗七星?』

『じゃなくて。あそこに、』


指差した先には小5の理科で習った星座はどこにも見当たらなくて


『ギョー座。ほら、』


カズはまだ小さかったから、覚えてるわけ無いって思ってたのに。


『兄さん、忘れちゃった?』

『……覚えてるよ』


忘れるわけないだろ

初めて手掛けたサーフボードには # 3104をバックカラーにして、カズのギョー座を思い出しながらデザインしたんだから
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