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# 3104【気象系】

第5章 # 000000


「そう言えばさ、相葉くんが桜のボードをプレゼントする相手って? 和也くんじゃないんでしょ?」


慎吾がグイッと身を乗り出して聞くから
相葉くん、驚いてるし


「あぁ、えっと、ソイツは元同僚なんですけど、最近開業して。そのお祝いと、今月末の誕生日のお祝いを兼ねて」

「あー、なるほどね」


友達へのプレゼントにサーフボードを選ぶなんて随分羽振りがいいんだなと思ったけど
開業祝い。それも兼ねてるなら納得だ


「しょうちゃんって奥さん? それとも彼女?」

「えっ!?」

「ほら、花びらがSの字になってるから喜ぶとかなんとか…しょうちゃんのSなんでしょ?」

「あー、そうなんですけど、奥さんでも彼女でもなくて…
なんて言うか…そう! ソイツの大切な人で僕の親友でもあるんです」


女の子の親友、か。
異性の友情は成り立たないなんて言うけどそんな事もないんだな


「それとさ、」

「お前、まだあるの?」


なんだか色々聞きたそうにしてる慎吾に、初対面で色々失礼だろ。って思ったのに、


「うちの工房のサイト見てくれてたんでしょ?」

「はい、」

「相葉くんの彼女がConstellationシリーズを気に入って実物見てみたいから、郵送じゃなくてわざわざ店に取りに来るって聞いてたんだけど…来れなかったの?」

「あー、その、えっと…」






「それ、俺の事です」

「「えっ!?」」


カズが目玉が飛び出そうな事をサラッと言うから
二人して素っ頓狂な声をあげてしまった
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