第2章 政宗編(香袋*媚薬)
政宗は黙ったまま首だけを縦に動かし、香袋を秋花に渡した。
「それでは始めさせて頂きます。」
そういうと秋花手元にあった政宗の選んだ香の一部を香炉に入れ焚き始めた。
「こちらの香(こう)の匂いを吸い込むことで少しずつ身体が反応をし、情事を更に密なものへと導いてくれます。」
香を焚いていると言ってもほとんど匂いはせず、僅かな煙りが一瞬出るもののこれといって特に変わりは無かった。
「政宗様、こちらどのような形でお使いになりたいですか。」
「お前に付けてもいいのか。」
「構いませんよ。」
そういうと秋花は自分の唇を水で濡らしその香の粉を付けた。
塗る仕草はとても色っぽく、空気が一瞬で変わったように感じた。
そのまま秋花は政宗に口付けをし、その粉を政宗にも移した。
チュッと音を立てると政宗の唇は熱を持ち、身体の芯が疼きだし、政宗は秋花をバサッと音をたて、敷いてあった褥に寝かせ口付けを交わした。
(なんでだ・・・、初対面のこの女を無性に抱きたくなってきた。)
「ん・・・ふっ・・・」
そっと唇を離すと政宗は身体の芯が熱を帯出したのを感じ、着ていた着物を脱ぎ始めた。
秋花の唇越しに付いた粉が政宗の唇にも付き、身体の中と唇からと政宗の身体中熱を帯び、初対面の秋花をめちゃくちゃに抱きたくなっていた。
シュルシュルと音をたて、着物を脱がせ、胸を揉みしだき、片方の頂きを吸い付き無我夢中になっていた。
「あっ・・・、政宗様・・・」
チュっと音をたて何度も頂きを吸っては離し、まるで秋花から媚薬が出ているような感覚になり、秋花が果てるまで攻め続けた。