第1章 新たな躍進

日向
「コーチッ」


がっし‼︎


烏養
「!!!」


翔陽が、助けてと言わんばかりにコーチの腕を掴んだ。


烏養
「ま…まぁ、学生である以上、避けては通れんよな…」


日向
「そんな…！」


目を逸らして答えるコーチ…試験に関して思い出したくない事があるのかもしれない。


烏養
「根性だ‼︎気持ちが大事だぞ！」


日向
「精神論‼︎」


菅原
「日向、そこまで思い詰めなくても、多分大丈夫だよ」


暦
「菅原先輩の言う通り！授業ちゃんと聞いて、提出物やってれば点数は取れるから」


日向
「‼︎俺、高校入ってから60点満点の小テスト、2桁以上の点数殆ど取ったことないですけど、大丈夫ですか⁉︎」


菅原/暦
「えっ」


日向
「えっ」


ちょっと待って、そこまで⁉︎