第6章 東京遠征合宿

暦
「夜久さん、元気でしたか？」


夜久
「おう、さっきまで元気だった」


背中をさすりながら、夜久さんが軽く私を睨む。


暦
「Σす、すみません…嬉しくてつい…」


夜久
「お前は元気そうだな」


暦
「えへへ……っ⁉︎(ビクッ」


視線を感じて目を向けると、またあの人と目が合った。


夜久
「どうした？」


暦
「あの…あの背の高い人って…」


ずっとこっち見てるんだけど…


夜久
「あぁ…リエーフの事か」


リエーフ？


夜久
「おいリエーフ‼︎ジロジロ見るのやめろ、失礼だろ！」


暦
「あ、いや、そんな怒鳴らなくても…」


夜久さんが怒鳴ってすぐ、リエーフって人がこっちに駆けて来た。