第5章 お隣さんとは…?
「なぁ…横山くん…?
最近なんか渋やんの肌…つやつやしてない?」
収録の合間
楽屋に戻ってソファーにもたれて
目をつぶる俺の顔に
これでもかと顔をくっつけながら
そう言って首をかしげる安と…
「それはあれやな…前すばるが言うてた
"うまい飯"のせいやな(笑)」
なんて猫みたいに目を細めながら
俺をじっと見つめる横に挟まれて
静かーに寝たふりをしてたら
それをいいことにこの二人は…
「それってもしかして…
しぶやんに彼女が出きたってこと…!?」
「いや…はっきり聞いた訳やないけど…
"うまい飯"=女なんは間違いないわ(笑)」
なんて勝手に
二人で盛り上がりだす始末で…
そんな二人の声を聞きながら
寝たふりを続けつつぼんやりと考えてみる
お隣さんは俺にとって
どんな存在なんやろうと…