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隣の君

第3章 居心地のよい場所


仕事が終われば

寄り道なんかせずまっすぐに家に帰って

お隣さんが作る飯を食べる


それがあるから

たまにあるちょっとしんどい仕事も

温かいご飯が待ってる

そう思えば頑張れてしまう俺って

素直でかわいない(笑)?



今日も家について部屋着に着替え

お隣さんの家のインターホンを押すと

ガタガタと小さな音をたて

開いた扉から


少し迷惑そうに…


でもしっかりとご飯のいい匂いをさせ

お隣さんが顔を出す…(笑)



はじめは喋ることもなく

ただ出された飯を食べてただけやけど


何度か一緒に飯を食うなかで

会話も少しずつ増え


お互いについて解ったこともある…



お隣さんの仕事は普通の会社員で

かれこれまともな彼氏はおらんらしい…


とか



お隣さんには

似合わへんと思ってたこのマンションは

どうやら金持ちな叔父さんから

借りてるだけらしい…


とか




知れば知るほどお隣さんは

普通過ぎるくらい普通で…



普通からかけ離れた生活をしてる俺には

それが逆に興味深かったりするんやな…(笑)
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