rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第31章 wrong step on the stairs5
「!――ッ…はぅ……っひゃ…ら、…い……く…ッ―――!!」
「っ……、んん……」
「ッ……はぁ…はぁ…、……あ…ンッ…」
「チュ…――……名無し」
「、……あ…」
「好くしてやるよ…もっと……ほら開け」
絶頂の瞬間、名無しが握り締めたのは、それまで掴んでいた枕の端やベッドシーツではなく、シルバーの頭だった。
銀色の短髪に手を埋め、何度かひくつきながら全身に高揚感をはためかせる。
そして汗の滲んだ身体をクールダウンする間もなく、直後に待っていたのは、起き上がったシルバーが再び自分に馬乗ってきたこと。
激しいキスと囁かれた言葉は、互いがひとつに繋がるのを暗喩していた。
「あ……」
「上は取るか……直にちゃんと舐めてえしな」
「っ……いい…このま、ま……あ…!!ひぃ……」
「ハッ…取るなつったり、取れっつったり……いいから舐めさせろよ…してやりてえんだよ」
「、……ッ」
「?なんだ……」
「…っ……ううん…。――…して、…やりたいって……、え…?」
「あァ?……~…アー……だからそのままの意味だろうが…」
「ッ……」
一度抜いた筈のシルバーはしっかりと主張を見せ、名無しのそこへと今にも挿入ろうとしている。
着衣状態の下着姿で、足を広げさせられた名無しの淫猥な格好に敏感になって、例に漏れず先走りも既に漏れていた。
垂れた粘膜が白んだ内腿に落ち、ひくつく襞のなかへと吸い寄せられるのは当然、自然なことらしい。
先端が陰部に触れた瞬間、シルバーはその快感に勝る更に上の享楽を求め、吐息まじりに喉を唸らせると、一気に彼女の内部へと忍び込んだ。