rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第18章 teardrop after Ⅶ
「は・・ぁ・・・ッ」
皮肉なことに、ぎちぎちと押し込まれて突かれる感触は彼女に快楽を齎しており、その事実は変えようもなかった。
体液を利用して最奥を刺激され、いたずらに女々しい嬌声が個室に響く。
特に内側の好い部分を擦られた瞬間、名無しの表情は大いにいやらしく乱れ、シルバーのことは例に漏れることなく興奮させていた。
「や・・・だめ・・なの・・・ッ、いや・・」
「赤っけえカオして・・・冗談だろうが・・、すぐ出すわけねえだろ」
「ッ・・・!あ・・」
「分かるか?ほーら・・・まだ奥突けんじゃねえか?ん・・・」
「や、・・・ッ!」
額やこめかみを光らせ、銀色の短髪のなかにも汗が滲む。
華奢な腰を抱き、より奥を突けるようにシルバーが身体を揺るがすと、名無しは目を見開いてその衝撃を味わっていた。
ズンと響く感触があったのだろう・・・震える唇に胸の先はつんと勃起し、同じように汗を光らせて全身を紅潮とさせる。
名無しの手は巨体を押し返そうとシルバーの上肢に宛がわれていたけれど、その手もいつのまにか、非力ゆえに、ただ彼の胸元をなぞる部位と化していただけだった。