第22章 すてっぷあっぷ? その2
「・・・そ、宗介さん・・・・・・つづ・・・・・・」
・・・なんだろう。頭がふわふわしてきた気がする。さっきのキスの余韻、だろうか。
「あのっ・・・つづ・・・つ・・・・・・」
「ヒカリ?」
・・・ふわふわを通り越して、ふらふらしてきた。そしてふらふらがすぐにぐらんぐらんに変わる。
・・・なんだか部屋の中がぐるぐると回りだした気がする。
身体中の血液が沸騰しているんじゃないかってぐらいに、熱い・・・熱い・・・・・・熱い・・・・・・・・・
「つづ・・・き・・・・・・・・・・・・!!!」
「っ!?おい、ヒカリ?!ヒカリ!!」
宗介さんが私の身体を揺さぶっている。大丈夫、何ともないですって言おうと口を動かそうとする。だけど、ただ口がパクパクと動くだけで声が出てこない。
必死になって私を心配する宗介さんの顔を見ながら、私は意識をなくした。