第3章 振り返ると
振り返ると僕は、今までみんなに言われないと自分の限界に気づけなかった。
それか、本当に限界になって、感情が抑えきれなくなるまで気づかないとか。
高校辞めた時も色々ありすぎていっぱいいっぱいになって、すべてを投げ出したというのが事実。
友達の櫻井くんにも「頑張りすぎ」って言われたり、いろんな人に心配されてきた。
それで体調を崩したりもしばしば。
人といると疲れるから、一人で部屋にこもるのも大好き。
でも、心を許した人なら大丈夫。
僕と関わってる人はみんな僕の闇に気づいてた。
通信の友達にも
「いっぱいいっぱいなってない?大丈夫?話聞くよ?」って言われたり。
だから、僕の周りは暖かかった。
でも僕が心を開くのは時間がかかる。
弱音を吐くのも苦手。
うまく言葉にならなくて、言葉になる時にはもう半分位解決していたり。
でも、解決していない事を言うのは出来ない。
そんな厄介な性格。
あと、泣き虫。
ストレスが溜まるとすぐ泣く。
泣いて発散させることも多い。
上げだしたら多分キリがない。
そんな僕が嫌いだった。