第3章 暴かれた○○
何か生暖かいものがそこの入り口に押し当てられる。
私が今まで見てきたおじさんのとは違う、大きくてガチガチに充血したそれは快楽を求めて今か今かと震わせていた。
私の液と先生の液と混じり合い、濃厚な香りがした。
「存分に啼くといい」
耳元でそう囁いて、窓際に座っている私を抱きかかえるようにすると一気に私の中に入って奥を突いた。
熱い塊が中を圧迫して何も考えられなくなりそうになる。
私はその衝撃に耐えられずに腰を弓なりに仰け反らせて、縛られている手をぎゅっと握った。
「んんっ、んあっ?!」
激しい腰の動きに私自身が付いていけなくなってきて骨を全部ぐずぐずにされている気がした。
先生の顔は全く見えないが、きっと至極、やらしい笑みでも浮かべているのだろう。
全身からは玉のような汗が浮かび上がって、体の中は熱とねっとりと絡みつく甘さに囚われていた。
もう理性なんて飛んでいってしまいそうだ。
するとまた、奥を突かれて私はピンと足を伸ばした。
「あああっ!もう、はあっ、やだああっ、んあっ」
こんなに気持ち良い行為を私は知らなかった。
男のそれを出し入れされ、繰り返される腰の動き。全てが快感に思えて脳みそがおかしくなる。
もう声を抑えることを忘れて私は先生の思惑どおりに啼かされている。
「ああっ、もう、むり、いっちゃう、ああっ…あ?」
するとピタリと先生の腰の動きがさっきまでが嘘かのように止まる。
先生は垂れてきた前髪をかきあげて私の顔をじっと見つめた。
私のとろとろに蕩けきっているであろう顔を見て、先生は優越感たっぷりに笑う。
「なにか、言うことがあるのでは?」
私はその一言で思い出した。