第2章 壱話
ーザザッ
「こちらチャーリー左翼制圧完了。右翼、スナイパーは俺がやるから安心して突っ込め。左翼からも援護を頼む。」
すかさず無線を入れて銃口の向きを変えて、スナイパーを狙う。
どうやらあちらは俺には気付いていないようだ。
ーザザッ
「了解。突っ込むぞ」
ーザザッ
「援護りょ。いってら~」
それを合図に正面に猛スピードで走り出したかなりガタイのいいパワーゴリラの勇人(ユウト)。
その援護射撃を同時に玲也も始めた。
そのすきを狙って、スコープ越しに映るスナイパーさんの胸部分に狙いを定めて・・・
「BAAN」