第5章 第5話
ある日、僕はお昼寝していた
窓側は今ちょうど太陽があたってポカポカしてて気持ち良いんだ
暫くそうしていたら
「…クシュン!…寒っ…」
寒くなって目が覚めちゃった…
「…あれ?まだ日があるのに…」
まだ太陽が出てるからそんなに寒くないハズなんだけど…
「…お布団の方に行こ…」
まだ眠かったからもう少しお昼寝しようとお布団の方に動いたその時
「…え?あれ?」
僕の身体中の毛が無くなってる?
あちこち触ってると
「耳と尻尾もない!」
え!?何で!?
寝てる間に取れちゃった!?
その時ふと鏡を見たら
「…え?あれ…確か『翔ちゃん』?」
鏡に写っていたのは、あの写真にあった顔だった
「でも、これ僕だよね…?」
確か雅紀は、この鏡は自分の顔が見えるんだって言ってた…
「じゃあこれ、やっぱり僕?」
よく解らなくなってきた…
その時後ろで物音が聞こえて振り向くと
雅「…翔…ちゃん…」
泣きそうな顔をした雅紀が立っていた