第5章 第5話
お兄さんのお家に着いて、早速お風呂とかいう所に連れていかれた
『フニャーーー!!』
「こら!じっとしてろよ!」
だって、これ怖いよー!
何か泡がイッパイ僕の身体につけられて、身体中ガシガシされた…
「ほーら終わった。気持ち良かっただろ?」
…掻いてもらったのは良かったけど、温かいお水をかけられたのは怖かった…
僕はブルブルって身体を振って水を飛ばした
その後、お兄さんが僕の身体を拭いて暖かい風が出るので乾かしてくれた
「へぇー…チビちゃんの毛って真っ白で柔らかいんだ。眼も大きくて真ん丸だし…男の子だけど美人さんだね」
…美人さんって何?
するとお兄さんは僕を見て
「…翔…ちゃん…」
…?翔ちゃん?
何だろう…お兄さん急に悲しそうな顔をしてるけど…
「…よし!今日からお前の名前は『ショウ』にしよう!俺は『雅紀』っていうんだ。宜しくな」
ショウ…?それが僕の名前?