• テキストサイズ

【S×A】だから人生は素晴らしい

第4章 ありふれた日常






"運命"も


たったひとつの出来事で、

ただの幻想に変わる





思い込みだってなんだって、目の前の現実が期待出来るものなら、


信じたいって、
頑張れるって、思うのに



途端に弱気になった





だって、ケータイさえ持たないマサキさんと


どうやってまた、会ったらいいの?





張り切ってオシャレした自分が

すごく惨めに写る





急に食欲も失せて、
お兄ちゃんの部屋を出たのに、


途端に、ぐぅ…っとお腹が鳴って、ますます泣きそうになった






どうして…?

急に出てったの?



お兄ちゃんの態度も、おかしい気がしたし


もしかして、喧嘩したのかな


それなら、仲直りしたらいいんだし


また会えるに違いないって、必死に自分を納得させた





会える



きっとまた会える



大丈夫


大丈夫だよ







/ 212ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp