第6章 体育祭
《よ~し組み終わったな!準備はいいかなんて聞かねえぞ!》
いよいよ2種目目がはじまる!
《さあいくぜ!残虐バトルロイヤルカウントダウン!》
マイク先生の声が響く
《スリー!ツー!ワン!スタート!》
その合図で一気に動き出す
『1000万のとこ、常闇くんいる!』
切「みんなやっぱ狙ってんな!!」
緑谷くんはたくさんの人に狙われるも、常闇くん中心にかわしていく
爆「甘風!てめえはピストルで囮しろ!誘導だ!!」
『わかった!』
ちなみに私と爆豪くんでこうげきの連携、切島くんの守り、瀬呂くんの補助というかたちをとっている
爆「調子乗ってんじゃねえぞクソがァ!!」
緑谷くんに思い切りつっこむ爆豪くん
飛んでる間の周りからの攻撃は、私のハートを盾に使う
《騎馬から離れたぞ!?いいのかアレ!?》
ミッドナイト「テクニカルなのでOKよ!地面についてたらダメだったけど!」
そう、瀬呂くんが巻きついて引き寄せてくれるのでまあギリギリセーフ!
《やはり狙われまくる1位と猛追をしかけるA組の面々!共に実力者揃い!》
《さあ各チームのポイントはどうなっているのか?7分経過した現在のランクをスクリーンに表示するぜ!》
わ、もう半分!?
《あら?ちょっと待てよコレ。A組緑谷以外パッとしてねぇってか…》
爆「んだてめぇコラ!返せ殺すぞ!」
爆豪くんがはちまきをb組の子にとられてしまった。爆豪くんも私たちも緑谷くんのことばかり気にかけていたから油断してしまったのだ。悔しさに眉を顰めていると、相手の男の子が口を開く。
「ミッドナイトが第一種目と言った時点で予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない?おおよその目安を40位以内と仮定しその順位以下にならないよう走って後方からライバルになる者たちの個性や性格を観察させてもらった」
爆「クラスぐるみか…」
「まあ全員の総意ってわけじゃないけどいい案だろ?人参ぶら下げた馬みたいに仮初めの頂点を狙うよりさ」
すっごい爆豪くん煽るなあこの人…なんて呑気に考えている場合じゃないのだけれど、私の上にいる爆豪くんの顔や殺気が凄くてこっちが冷静にされる。