黒バスshort stories ver,Christmas
第4章 メレンゲのように軽くチョコのように甘く ≪紫原敦≫
二人しかいないけど、なんだか大勢でいるようで楽しい。
「ねね、しーたん。」
不意に名前を言われ何?と振り向く。その瞬間ふわっと目の前が紫になり、瞬きをすると彼がにこにこと笑っている。
「こっちも甘い~。」
「……///」
顔がだんだん熱くなっていくのがわかる。
きっと今、まっかなんだろうな。
今されたことが信じられずにしばらく制止したままだった。
「いきなり何すんの?!///」
「え~、キス?俺こっちの方が好きだな。やっぱさ、甘いものって人間共通してんだよ。」
その言葉にまた顔がさらに熱くなるのを感じた。