黒バスshort stories ver,Christmas
第3章 Make with love ≪青峰大揮≫
俺、本当は気づいてたんだ。あいつがどこかへ行きたがってたこと。デートしたがってたこと。
でも、俺はあえてこの道を選択した。
特別なんて、どうでもいい。あいつが傍にいるだけで、それだけで、特別なんだ。
あいつもそれに気づいてるのか、何も言わなかった。
だから、帰ったらもっと特別にしてやるよ。
覚悟してろよな。紫苑。
そう心の中で呟きながら、二人で手をつないで帰った。
いつもと変わらない日々も、とっても大切な時間。