• テキストサイズ

<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹

第26章 誘い文句 ― 姫&信玄 ―


え…口付け、されてる…

「やっぱり駄目だ。今すぐ口付けしたい」

信玄様にそんな事言われるなんて、嬉しい。

信玄様は角度を変えながら、何度も私に口付けしてくださる。

「しんげん、さまぁ」

嬉しくてもっと欲しくて、信玄様の名前を呼ぶ。

「もっと、貴方が欲しい」

おやおやといった体の信玄様。

でもからだが火照ってしまって、この熱を冷まして欲しいの。

「今日の舞は大胆だな、でもそんな君も好きだよ」

信玄様はそうおっしゃって、私を抱き上げ、褥へ運ぶ。

口付けなら後にして。

言っても言わなくても、いつもと同じだったわ。

信玄様には適わない。

褥へ私を下すと、信玄様はそのまま、私に覆いかぶさってきた。

もう、何も考えたくない。

それに、信玄様に愛され、何も考えられない。

私の熱を奪って、貴方の熱を注いで…


<終>
/ 944ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp