第1章 再出発の前奏曲
【爆豪side】
入試試験が終了して、家に帰宅した。
家のベッドにあおむけで寝転ぶと、今日の出来事がフラッシュバックした。
爆「あいつ、帰ってきてたなら声をかけろよな…。」
小学生の時にデクのことをいっくんと呼んでいた。そして俺に対しても怖気づくことなく文句を言ってくる変な奴だった。
最初はそう思ってたのに、あいつが突然転校した途端に、どれだけ、デクをいじめても、つまらなくなった。
爆「まぁ、あいつのことだし…。受かってんだろ。」
ただ…。あいつのことは俺が守ってやらきゃな。敵から。
そう考えただけでニヤケてしまう自分がいることに恥ずかしくてのたうちまわるのだった…。