第4章 胸に秘めし狂詩曲
私は夢を見ていた。
それは、愛しの母親が私にある約束を取り付ける、最初で最後の約束とプレゼント
「いいこと、歌、今から教える言葉と歌は、むやみに使ってはならないこと。いい?」
『どうして?』
「あなたの個性とその周りの人たちを守るために、よ。」
『守る?』
「えぇ、あなたが個性を間違えた方向に使わないように、そしてこの歌はあなたが守りたいと思った人たちを守れるように。そういう願いが込められていることを忘れないで。」
そうだ、私は守りたいから、
もう何も失いたくないから
この力はそのためにあるんだっていう証明なんだ…。
【胸に秘めし狂詩曲】
※狂詩曲=ラプソディ