第2章 成長-N-side
『葵が1年生だって……早いよね』
「……ですね……すぐお嫁に行くのかな」
『また想像してるの?』
が言うように俺はすぐ想像する
葵が誰かと結婚してあんなことや……はぁ
『子供ってホント早いんだね……成長』
「……あなたも成長しましたよ」
『え?』
フワフワの髪の毛を
優しく耳にかけてあげて上を向かせる。
目が合うとそれは吸い込まれそうで、
「完全に母親なんですもん
和くんが知ってるさんは、
どこにいっちゃったんですかね?」
『ふふ、怖い?』
「怖い?んなわけねーでしょ
惚れ惚れしちゃいますよ、よりね?」
『……照、れる///』
うん。耳真っ赤だもん。分かるわ(笑)
「好きだよ」
『……うん……あたしも』
「キス……します?」
『……する』
ゆっくり、お互いの顔が近づいて
久しぶりに触れるの唇
「……寝るなや」
『もー、寝る!』