第6章 目覚めると
松本さんに
「翔さん、雛ちゃん。
みんな起こしてきて!」
って言われたから
私たちは
手分けして
3人を起こしにいく。
二宮さんの部屋に
入ると
ゲーム機と
テレビがたくさん。
奥の方に
寝ている彼を
起こしてみる。
『二宮さん?
起きてくださーい。』
揺さぶっていると
「ん、
もうちょっと。」
布団にくるまって
離れようとしません。
『松本さんが
ごはんできたって…
私が松本さんの
名前を出した瞬間、
バッと腕を
捕まれ
布団に引き込まれた。
『っえ!?』
わけがわからないままでいると。
二宮さんが布団の中で
目を擦りながら
「二人の時は
他の男の名前言わないで?」
って、
またまた上目遣いです。
『っ!!!!!/////』
このままじゃ
心臓に悪いと思って
『わ、分かりましたから!
早く起きてください!』
と、布団を出た。
からかってるのは
分かってるけど、
それでも
それはズルいです。