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誰のもの?

第14章 過去…。




ピンポーン









先輩の家の
チャイムを鳴らす。









ガチャ…









すぐに出てきた
先輩から
以前ほどの明るさは
消えてしまっていた。








「…入って…」









先輩の瞳のように
冷たくドアが閉まった。








ガチャン……









-部屋の中-









先輩は独り暮らしで
部屋に入ればすぐに
テレビやベッドが目に入る。








私はベッドを
見た瞬間
冷や汗が出た。








思い出したくない
記憶を呼び起こすのには
十分すぎるからだ。









「…」









沈黙が続いた。









ふいに









「…雛…」









と先輩が耳元で
囁く。









激しい嫌悪感。









「ひっ…!!」









と悲鳴が出たのが
合図かのように








先輩はまた









私をベッドに
突き飛ばした。








ドサッ









「ゃっ…!!!」









怖くなった私は
必死にベッドから
離れようと身をよじる。









けれど
私の上に覆い被さった
先輩はそれを
許してはくれない。








クスッと笑って









「逃げないでよ…









ヨくしてやるからさ…」









また耳元で囁いた…









私には
悪魔にしかみえなかった。








怖い怖い怖い









今までは
キスや胸を触るくらいの
可愛いものだった。








それもひどいんだけど…









でも、今日の先輩は
いつもより
腹をくくっている
ように見えて








恐ろしくて仕方なかった。









間違いなく、
今日私は犯される!!!!









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