第12章 嵐の看病
「ちょっと待って!
どこいくの!?」
相葉さんに
腕をつかまれた。
けど
『どこって、
仕事ですよ!
みなさんが
頑張ってるのに
私が休むわけには…っ 』
相葉さんの手を
振り払おうとすると
またふらついてしまった。
「ほら、
そんな体で
仕事になるわけないでしょ?
マネージャーには
ニノが電話してたし、
行っても
追い返されるだけだよ。」
と、相葉さんに
ベッドに座らされてしまった。
たしかにそうなんだけど…
そうなんだけど!
『うーー…』
私は
正論になにも言えず
うなった。
すると
「それに……
………いし、」
相葉さんが
ボソッと何か言った。
けど、私には聞こえなかった