第12章 嵐の看病
1時間前
「雛ちゃん!?」
俺の後ろを
来てた雛ちゃんの
気配が急に消えたと思って
後ろを見ると
彼女が後ろに倒れる
ところだった。
このままじゃ
頭うつ!
と思った俺は
彼女に覆い被さるように
抱きしめ
俺が下になるように
落ちた。
抱きしめた瞬間
彼女の体温は
異常に熱かった。
階段も高くないところだし、
打ち所もよかったし
落ちた俺は
全然平気なんだけど
雛ちゃんは
完全に気を失ってる。
「相葉くん!
雛ちゃん!」
4人が心配して
下りてきてくれた。
「俺より
雛ちゃんが!」
俺はかなり
テンパっていた。
こんなとき
冷静なニノは
「とりあえず
今日はこの人
休ませましょ。
幸い
同じ局だから
移動もないし
マネージャー一人でも
負担ないでしょ。
俺、
電話してくる!」
と真っ先に行動してくれた。
「俺の風邪
うつしちゃったかなー;;」
なんて、
心配してる
リーダー。
「うわ…
すごい熱だな…
薬買ってきといて
正解だったね」
なんて笑う翔ちゃん。
「相葉さん、
とりあえず
雛ちゃん
ベッドまで運ぼうか。」
と、かなり
心配している様子の
潤くん。
みんな、
こんなとき
俺と違って
冷静だな…
なにもできずに
ボーッとしていた俺は
話しかけられて
やっと我にかえる。
「そ、そうだね!」
雛ちゃんを
おんぶし、
潤くんに助けてもらって
彼女をベッドに
寝かすことができた。