第25章 私立リアリン学園!~ルイ~ 情熱編
~戯れ~
ルイの腕にしっかりと抱きとめられ、お互いの速い鼓動を感じる。
思っていたよりもガッシリとした身体つき。厚い胸板。
ルイって、やっぱり『男』なんだなって。
改めて実感しちゃって―――。
蒸し蒸しとした教室に西日が差し始め、ムンッとした空気に包まれる。
そんな中での、めまいがしそうな激しいキスに、ガクガクと膝が震え、立っていられない………。
ルイの胸に顔をうずめ、もたれるように体重を預ける。
腰を支えられながら、ゆっくりと床に膝をついたかと思うと、そのままペタリと座り込んでしまった。
それから、荒い息を吐く。
「大丈夫?」
「だって、ルイが、急に………」
「ごめん。我慢できなかった」
顔を上げると、驚くほど頬を赤くしたルイが目に入る。
キュン。
そんなルイに、トキメキを覚え、胸が甘く締めつけられ、身体が熱くなっている。
カアッと燃えるように全身が火照っていくのがわかる。
そっと、唇に指を押しあてられる。
その甘美な刺激に、身体を震わす。
「マイン、かわいい」
グロスを塗るように、唇の端から端まで辿られていく。
キュッと目を瞑り、神経を唇に集中させる。
ああ、もう、これだけで達してしまいそう―――!!