• テキストサイズ

【松】猫と六つ子

第25章 猫とカラ松


<ヒナside>

よく晴れた日の午後、

「……なぁ、レディ?」

「ん、なぁに?」

家で家事の手伝いをしていると、必ず一緒に手伝ってくれるカラ松。

「いつになったら、俺とデートしてくれるんだ?んー?」

……最初にデートに誘ってくれたのはカラ松だった。
正体がバレてしまったし、なんだかんだ家で一緒にいるから、すっかり忘れてた。



「えーと……いつも一緒にいるじゃない?」

「も、もしかして約束を忘れていたのか?」

「えーと……うん♪」

「そんなキュートな顔をっ!
くっ、レディ、いつから俺を弄ぶリトルデビルにっ!」

ガクッ!と、うなだれるカラ松。
リトルデビルって……小悪魔?



「ごめんごめん、じゃあ、どこいく?」

「動物園」

「十四松と一松と行った」

「映画館」

「チョロくんと行った」

「ショッピング」

「トッティと行った」

「水族館」

「トト子ちゃんと行った」

「遊園地」

「みんなで行ったじゃない。
おそ松くんとは競馬ばっかり連れてかれるけど……
そういえばカラ松とは二人で出かけてないね?」

「やっぱり俺を弄んでないか!?レディ?」

「そうかも?
だってカラ松可愛いんだもん」

「か、可愛いっ?!
レディ、男に可愛いなんて言うもんじゃない。
それならクールとか、セクシーとか、ダンディとか言ってもいいだぜ?バーン」

「ふ……っ、あははっ!
あ、肋骨折れたかも」

「レディーっ!?」

カラ松をいじると幸せ過ぎて、おかしくなりそうだ。
/ 313ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp