• テキストサイズ

【松】猫と六つ子

第54章 ちっちゃな君と僕 逆ハー



夢?これは夢?
僕のお姫様は手のひらに乗って一生懸命、僕に向かって怒っている。

(……か、可愛い……)

僕が何個か持っているアニメのフィギュアなんて比じゃない。
大好きな子が手のひらサイズなんてっ!!!
こんなフィギュア売ってたら即買いだよ!いや、並んででも買うね、いやいやっ一週間並んでも買うしっ!
買ったらまず身体中のチェックから始めて、顔から髪から爪の先までちゃんと出来てるか確認したあと、僕好みの姿勢をさせて、まず写真会するよね。内股座りとか、ちょ、ちょっとおっぱい寄せの上目遣いとか……あーんっ!何それっ!めっちゃ興奮するし!
ス、スススカートの中も最後はちゃんとチェックしないとね、指でチョンッて撫でるだけでも、「チョロくん、そんなおっきいの無理だよ……っ」なんてヒナちゃんが恥ずかしそうに言ったら………
はああぁっ!ヤバいヤバいヤバすぎるぅぅぅううっ!!!

「ねぇっ!チョロくん、聞いてる!?」

「……は……っ、はいっ!ご、ごめんなさい!」

謝ってはみたもののまったく全然聞いてなかった。
だって可愛すぎるんだもんっ!
また僕はヒナちゃんをみて顔がふにゃりと勝手に緩んでしまう。

「も、もう……っ、聞いてないでしょっ!
そんなニコニコして、反省全然してないし……
はぁ……これどうしたら戻るんだろ……」

ヒナちゃんはため息をついて、僕の手のひらに座り込む。
お尻がプニュッと僕の手に感触がっ!!!

「や、柔らかい……もう堪んないっ!!!」

「チョロくん?わ、わっ!
揺らさないで……っ!きゃ……っ」

興奮し過ぎて手が震えてしまった。
座ってたヒナちゃんがコロンと手の中で転がり、慌てて僕の指に捕まった。
……あ、これ、胸当たってるかも……



………ポタッ………
あ、鼻血出ちゃった………

/ 313ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp