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【松】猫と六つ子

第51章 夢に囚われて ~トド松王子~



トド松はヒナの前にひざまつき、手を取りそっと重ねた。

「ヒナ……
一目見たときから、君に夢中だよ。
ずっとずっと守ってみせるから、
どうか僕のプリンセスに……」

君は出会ったときから僕のプリンセスだよ?
さぁ、起きよう?
手を引き、抱き締めて唇を奪う。



二人は同時に目が覚める
いつもの部屋、いつもの布団



「トッティ、おはよ……」

「うん♪おはよ♪」

「ね、赤ずきんちゃん。今日、女の子同士でどこか出かけちゃおうか?」

「えっ?……あ……っ!
あああぁ~……
女装解くの結局、忘れてた……最っ悪……」

「えー?すっごく可愛かったし、いいじゃない♪」

「よくないっ!
僕、王子様でもすっごく似合ってたんだからね!ヒナちゃんに見て欲しかったのにっ!
チューしたら覚めるとかないよっ!!!」

「でも、夢は夢だよ?」

「う、うーん、そうだね……夢は夢か……
じゃあ、今日は思いっきりお洒落して出かけよ?
大好きな僕のお姫様♪」



夢でも現実でも変わらないよ
ずっとずっと僕のお姫様でいてね





トド松 HAPPYEND
TOTAL
14 ○1












「………思ったより六つ子厄介だったね……
次はそうもいかせないよ……」



夢は夢
夢魔はつまらなそうにあくびをして消えていった……
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