第39章 ずっと一緒に 後編
<ヒナside>
「あ、ヒナそれちょーだい」
おそ松が甘えてくるのを存分に甘やかす。
「はい、あーん♪」
「あーん♪ウマ♪」
「えっ?俺の話を……」
「そう言えば、宿泊もう一泊あんだけどさ」
「そうなの?
ここらへん観光も何もないよ?」
「えっ?だから、聞いて?」
「まっのんびりしようぜ?
俺まだ眠い」
カラ松が涙目になり始める。
「く……っ、
じゃあ、レディは俺とバスタイムしようかぁ?」
「あん?クソ松、何ふざけ……」
「いいよ?」
「「はぁっ???!!!」」
「お嫁さんにしてくれるならいいよ?」
「す、するっ!しますっ!」
「まっ待って!ヒナちゃん!
僕のお嫁さんになって!!!」
チョロくん。
「ダメだよ!ヒナは僕のお嫁さん!」
十四松。
「っざけんなっ!
にーちゃん差し置いてお前ら何言ってんのっ?
ヒナは俺のもん!」
おそ松。
「はぁ~?!
いつおそ松兄さんの物になったの?
ヒナちゃんは僕のお嫁さんになるよね~?」
トド松。
「……俺ほっといて誰かと結婚すんの?
いいの?
俺、お前いないと死んじゃうよ?」
一松。
「んー?
何を言っているんだぁブラザー達!
ヒナと結婚するのはオレ!
スイートバスタイムをするのもオレ!」
カラ松……みんな、すぐに必死になる。
それがどれだけ嬉しいか、みんなわかってる?
「……じゃあ、クジにする?」
「んーっ?!」
「クジなの!?
すっごい大事なことクジで決めちゃうのっ!?」
「だって……みんな好きだよ?
みんな、幸せにしてくれるもんね?」
「「はいっ!しますっ!」」
「ふふっ、じゃあ誰にするか決めるまで待っててくれる?」
「「は、はぁーい……」」
みんな本当に大好きだよ