• テキストサイズ

【松】猫と六つ子

第7章 優しくて痛い



朝、屋根からカラ松を追いかけると、花屋でバラを買い、ついたのは研究所前だった。
入るのかな?と思いきや、研究所の前でウロウロしながら、何を言ってるかは聞こえないけど独り言をつぶやいている。
昼頃、研究所へ入っていったと思ったら、助手のダヨーンに追い返されていた。
そのあとカラ松は何事もなかったようにまた研究所の前に立っていた。



あれは何をしてるんだろう?
もしかして、私に会いに?
まさか、ね……



でももしかして……
そう考えると自然に顔がほころぶ。
まぁ猫だから顔には出ないんだけど。



私は窓から研究所に入り、人間に戻る薬を飲み、靴を履いて外に出た。
/ 313ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp