第36章 風邪を引いた猫
<カラ松side>
俺はビッグイベントを控え、パーフェクトなプランを何度もシュミレーションしていた。
ブラザー達には銭湯へ行ってもらった。
残ると言ったら、案外すんなり置いていかれた。
赤くなった頬……
潤んだ瞳……
加えて猫耳に猫語まで話し始め、終始恥ずかしそうにしているヒナ。
あぁーっ!興奮しないわけないだろっ!?
今日の愛らしい姿に何度理性がぶっ飛びそうになったかっ!
頑張ったぜっ……オレ!
意を決し、部屋に入った。
「カラ松……今日はごめんにゃ……
ずっと看病してもらって」
「いいんだ、元気になってくれればそれでいい。
そっそれよりレディ?」
「にゃ?」
「熱が下がって汗かいただろう?
きっ着替えないとっ!」
「で、でも……」
「て、手伝うから!」
「えっ?」
「チョロ松みたいに目隠しするからっ!」
「え、えーと……にゃ、お願いします……」
や、やったぞぉ!!!オレ!
カラ松メモリーズスタートっ!
俺はヒナの後ろから上の服を手早く脱がし、ブラジャーに手を伸ばした。
「し、しし下着もにゃっ!?」
「あっ、汗を拭かないといけないからなっ!」
ブラジャーのホックを外し、背中を温めたタオルで拭いた。
今、俺は目隠しをしているが手に取るようにわかるぞ!
カラ松アーイズッ!!!
恥じらいながら緩んだ下着で胸を隠しているヒナがっ!
後ろからタオルをそっと前に持っていき、タオル越しに胸に触れる。
ふよんと柔らかい感触が俺の手に伝わる。
おぉエンジェルフィーリングッ!
パ、パーフェクットッ!!!
「カ、カラ松……っ!」
「ん~?ここもいっぱい汗かいただろ~?」
「ゃっ……そんにゃとこっ……」
もっ、もうっ辛抱たまらんっ!
俺は首筋に口付けをし、押し倒した。
「俺にっ……ヒナの風邪を移してくれっ!」
ヒナの顔の位置を確かめ、熱い口付けを交わした。
ドタドタドタッ!
バターンッ!!!
「「ゴルァッ!!!クソ松!!!」」
「殺すぞクソ松!卸すぞクソ松!
今すぐ死ねーっ!」
「かっ、看病だっ!」
「「なわけねーだろっ!!!死ねーっ!」」