• テキストサイズ

【松】猫と六つ子

第36章 風邪を引いた猫


<一松side>

いつものごとく、朝食(ほぼ昼)を食べてたんだけど……

「……レディ?顔が赤いぞ?」

「えっ?」

カラ松兄さんはすぐに食事をやめて、ヒナのおでこを触りに行く。



「ほんとだっ!大丈夫?!」

「少し熱い……すぐ寝たほうがいい。
布団用意してくるから」

「十四松、母さんに薬貰ってきて」

「あい!」

こーゆうときカラ松兄さんとチョロ松兄さんは早い。
俺は見てるばっかりだ……
とりあえず飯の片付けでもしとこ……

「あっごめん一松、やるよ!」

「いいって……早く寝ろ」

「そーだよっ!ほらっ動かないほうがいいって!」



「貰ってきた!」

「はいっ、お水」

トド松にコップを渡され、言われるがまま、ヒナは薬を飲んだ。
さっきより頬が赤くなってきてる……
大丈夫か?

「……飲んだか?」

「う、うん……わっ!」

薬を飲んだことを確認すると、おそ松兄さんはヒナを抱き上げた。

「うわっ身体ポカポカじゃん!
自分で気づかなかったの?」

「わ、わかんない……赤くなってる?」

「わかんないって……
まーいいや、十四松、襖開けて」

おそ松兄さんはヒナを抱き上げたまま二階へ連れていった。
チョロ松兄さんが水やらタオルやら持って後ろに続いた。



全員でついていくわけにもいかないので、俺と十四松とトド松は居間に残って飯の片付けをした。
/ 313ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp