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【松】猫と六つ子

第29章 寒い日は誰と 逆ハー


<おそ松side>

俺達が布団を敷き終わった頃、ヒナが猫でひょっこり現す。
寒くなってきて自分のスペースを気にしているヒナ。
俺は人間のまま一緒に寝ても全然オッケーなのに……まぁ寝るだけで済むかは保証しないけど。


人間に戻る時間が早くなってきたヒナ。


薬が効かなくなったら、俺達から離れていかなければならないと、こいつはきっと考えてる。
馬鹿だよな~ほんと。
そんなに一緒にいたいなら、
早く俺達の中から選んじゃえばいいじゃん?
俺のこと選んでくれないかなぁ……
ヒナのことめちゃくちゃ愛しちゃうのに俺。
俺にしとけよ、まじで……



「今日は俺んとこだろ?」

猫に向かって真剣に口説く俺。
末期よ末期。

「レディ、おいで。
俺と一緒にドリームを見よう」

負けじと次男が布団へと招く。

「僕のとこ来てくれる?
きょ、今日は大丈夫!」

チョロシコ!
鼻血出して大変だったろうが!
何が大丈夫なんだよ!

「……こいよ」

でたっ!上から一松!
ずりーわぁ。

「僕のこと暖めてほしーなぁ
ね?いいでしょ?」

十四松が母性刺激してるだと!?
こいつも意外と必死。

「僕のそばにきて?
一緒に寝ようよ」

全力の末っ子。
目がマジだわ……



毎夜行われる口説き文句に右往左往のヒナ。
ちなみに外側は却下されている。
何事も平等にしないとね?



元に戻ってもしっかり愛してやるから
俺を選んでくれよ……
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