第3章 「対面」
俺は、学校に向かって歩いていた。
流石に、今日は1人だ。
先輩も居なくなってしまった。
剣道部も、寂しいだろうな。
部活参加しないと……。
てことは……次の部長って誰だ?
まぁ……。
放課後行ってみれば、わかるか。
~学校~
俺は、自分の席に座った。
その後すぐに、拓弥が来た。
お互いに、挨拶をした。
この後、A組のクラスは、小テストがある。
朝の部活入っている人は、大変だな。
そうしたら、闇璃も大変か……。
今日の朝……部活無くて良かったな。
そう考えている内に、ぞろぞろと人が教室に入って来た。
中には、慌てて入ってくる人もいた。
~放課後~
いつの間にか、放課後だった。
今日は、部活だ。
俺は、武道場に向かった。
そこには、顧問の先生がいた。
俺は、先生に尋ねた。
「先生、部長はどうするんですか?」
顧問の先生は、少し考えて俺を見た。
まさか……。
「お前が、部長だ。」
その一言だけだった。
俺は、目を丸くした。
「俺…ですか?」
顧問の先生は、頷いた。
俺は、少し考え込んだ。
すると、他の部員が……。
「確かに、実力は凄いもんな。俺は、瀞哉でいいよ。」
他の部員も頷いていた。
そのおかげで、俺は納得した。
「わかりました。全力で、部長を務めます!」
先生も、元気よく頷いていた。
今日から、隗羅先輩の代わりに部長になるんだ。
頑張らないと……先輩に笑われちゃうな。
そう考えて、練習試合が始まった。
暫くして、試合が終わった。
俺は、竹刀など片付け武道場を出た。
弓道部は、まだ活動中かな?
しょうがない、1人で帰るか……。
校門に向かっていると、彼女が歩いていた。
俺は、後ろから声を掛けた。
「闇璃。今から帰りか?」
彼女は、頷いていた。
そして、そのまま、一緒に帰る事にした。
そして、いつも通りの場所で別れた。
俺は、そのまま家に向かった。
~家~
家に着くなり、自分の剣を取った。
相変わらず、慣れないな。
でも、何故だか力を感じる。
これも、先祖の力か?
とりあえず、今は剣の修行だな。
修行の時間は、あっという間だった。