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死の道へ

第2章 「後悔」


あっという間に、放課後だ。

俺は、拓弥の部活に向かった。

俺の部活は…お休みだ。

「拓弥、質問してもいいか?」

拓弥は、キョトンとしたが頷いた。

あの、例の物語の事を聞いた。

最後は、天使が勝利したという事は、本当だろうか……。

わかったかのように、頷く拓弥。

眼鏡をクイッと上げて答えた。

「実は、その事なんだが…。最近はわかったことが、あるんだ。」

俺は、首を傾げた。

拓弥は、続けて言った。

「その物語……実は、続きがあるらしいんだ。」

俺は、驚いた。

「続きが…?」

拓弥は、頷いた。

だが、その物語の本は、まだ見つかってないらしい……。

拓弥は、暇さえあれば図書館てか行って、いろいろ調べているらしい。

物語の続きの内容もわかってないらしい。

その時……。

ガラッ!

扉が開いた。

そこには、彼女がいた。

そして、俺に近づいて……。

「瀞哉さん。これ…先生が渡せと…。」

闇璃が持って来たのは、明日の授業のプリントだ。

俺は、お礼を言ったが、なぜ彼女が持ってるんだ?

彼女が、説明をした。

どうやら、彼女が帰るか途中で引き止められ、渡されたとの事だ。

「ところで…何をしていたのですか?」

彼女が、質問をしてきた。

「あぁ。あの物語の事を聞いてたんだ。」

「確か…最後勝利したのは、天使…でしたね。」

俺は、頷く。

続いて、拓弥が言った。

「その物語の続きが、あるらしい。」

その言葉に、闇璃の肩がわずかに動いた。

「?」

俺は、その様子から首を傾げた。

やけに、おかしかったからだ。

「物語に続きが…。」

と彼女が言った。

驚いていたように見えた。

その時!

乱暴に、扉が開いた。

先生だ。

俺達、全員驚いた。

先生は、息を切らせながら俺に言った。

「瀞哉!家に戻った方がいい!!」

「何か、あったんですか?」

数秒黙って……言った。

「落ち着いて聞いてくれ、瀞哉…。お前の両親が殺された。」

その言葉に、俺は驚いた。

もちろん、2人もだ。
「な、なんだ…って?」

そんなの嘘だろう……?

だって、朝あんなに元気そうにしてたのに……。

父さん達が、やられるわけがないのに……。

まさか……。
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