第4章 ●HE・N・TA・I☆
「は、恥ずかしいのだが・・・」
「恥じらっている君は最高に可愛いよ」
エルヴィンは早速ナナシに
「君が穿いている下着の着用具合を確認したい」とお願いし、
渋るナナシのシャツの前ボタンを開けさせ、
よく見えるようにと正面に座らせて足を広げさせていた。
エルヴィンに見せつけるように開脚させられたナナシの全身は
赤く染まり、羞恥のせいか少し震えている。
「もう・・・良いだろう?」
「いや、待て。少し気になる事がある」
閉じようとする足を抑えて身を乗り出したエルヴィンは、
僅かしか無い布の部分を摘んで撫でた。
「ひぃあっ!」
「成程・・・肌さわりはとても良さそうで安心したよ。
だが、後ろを引っ張ると前の部分がどれ程ズレるのか・・・」
そう言って後ろの紐を引っ張ると、
ナナシは嬌声に近い悲鳴を上げ、
エルヴィンの行動を阻止するように抱きつく。
「痛い・・・から、やめてくれ」
「・・・痛い?擦れて気持ち良いの間違いじゃないのか?」
「ち、違う・・・痛い・・・んだ」
「・・・そうか、ならば引っ張るのはやめるよ」
あっさり引き下がったエルヴィンは抱きついているナナシの顔を
上げさせキスを落とした。
ナナシも引き下がってくれたエルヴィンに安堵したのか、
微笑を浮かべながらそれに応じる。
「・・・んぅ・・・はぁ・・・・」
優しいキスを時間を掛けてやれば、
ナナシは気持ち良さそうに息を吐いて感じているようだった。