第3章 夏フェス限定スト全員分書いちゃうぞ!〈徳川家康〉
は突然の事に驚いて離れようとするも、家康にぐっと頭を押さえられて、離れる事が出来ない。
その内、角度を変えられた拍子に舌を入れられて――……
絡められ、呼吸もままならず、頭がクラクラした。
やっと唇が離れた時には、キラリと糸を引いていて、2人の荒い息遣いだけが波の音よりも耳に残る。
「……前に言ったよね。あんたの初めて全部、俺に頂戴って」
「う、ん……」
「だから、そんな姿で、恥ずかしがるも、全部……俺に頂戴」
「ま、待って……っ!心の、準備が……」
「待てない。今すぐ、その中途半端な布切れを脱がして、の全部が見たいんだよ……っ」
「ダメ……っ!外しちゃ……っ」
家康はの首筋に顔を埋めながら、背中の紐をしゅるっとほどいていく。
その感覚があまりに生々しくて……
は家康の背に手を回して、ギュッと抱きつきながら躰を震わせた。
そんなが愛しくて、家康もギュッと抱きしめ返す。
冷たい海水が、熱くなった2人の躰に心地好い。