• テキストサイズ

空回り【銀魂】

第8章 それぞれの片想い


【沖田side】

―銀魂高校―

結局、HRが終わっても吉野が学校に来ることはなかった

「桜ちゃん今日来なかったわね」

「明日本人に何があったか聞きましょ」

手紙寄越してくるくらいだから風邪とかではねェだろうし、サボりっつーのも考えにくい。

ほんとわかんねぇ…。

「どこに惚れたんだろうねィ俺ァ…」

「オイ総悟、帰るぞ」

「!」

近藤さんの声でふと我に返る

「あり?部活は…」

俺がそう聞くと土方さんははぁ?と眉間に皺を寄せた

「来週からテスト週間に入るから今週から部活はねェって近藤さんが言ってただろうが」

「テスト明けには中学生がクラブ体験に来るみたいだぞ!」

いっぱい入ってくれるかなウチの部!と笑う近藤さんを横目に見る

「あー…」

だからこの前チラシ配ってたのか…。


この前っつーか…昨日。


俺はそっと溜息をついた

あいつに会わねェ日が…こんなに長く感じるものなのかよ。

今日一日の俺の頭の中はきっとあいつでいっぱいだっただろうと思う


ま、ぜってー本人には言わねぇけどな。
/ 234ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp