第4章 嵐再び
【沖田side】
「何か女子は水着買いに行くみたいだぞ!俺達はどうする?」
「アンタついていくつもりだろ」
そわそわしだした近藤さんに土方さんは呆れたように言った
俺は今まさに姐さんたちと教室を出ていこうとする吉野を呼び止めた
「吉野!」
『!…何?』
うわ、何引き止めてんだ俺。
「…」
『沖田?』
「や、やっぱいい…何でもねェ」
『…まあ、精々私の水着姿に見惚れるがいいよ沖田!』
「!……」
そうか…こいつのこの笑顔はあの時のままなんだな。
吉野は何があっても吉野だ。
「まぁ、期待せずに待っといてやらァ」
そんな俺と吉野をみてまわりのやつらがニヤニヤしてきて若干イラッときたが今回は許してやろう。
「…沖田くん」