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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第3章 過去編


澪視点)



「…で、お前、大丈夫なの?こんなとこいて」
銀時が頭をポリポリ描きながら言う。

銀時が言いたいのは勿論この前の
柳生家の騒動の事だろう。

どさくさに紛れてとはいえ、
柳生家の当主、柳生輿矩様を
殴り飛ばした俺の罪は重い。

何より輿矩様の怒りの度合いが物凄い。

もう、カッとなっている…というか
怒りが頂点に達しているらしい。

俺は会ったら殴られそうなので
避けていて会っていない。
こっそり御庭番の後輩がインカムで
教えてくれた。

殴ったのは事実だし、
罪を認めないわけではないので、
敏木斎様に辞表は提出した。

けど辞職だけじゃ済まされないかもしれない。
もしかしたら、破門か、打首か…


どんな運命でも俺は受け入れるつもりだけど。


「あー…まぁ、明日、全部ケリつけるつもり」


苦笑いしながら言うと、銀時は変な顔をする。

「…困ったら言えよ。
もしいざとなったら俺…」

「おい待て銀時、
俺だけハブにするのはやめろ。
澪、ちゃんと説明しなさい。
ダメだぞ、隠し事は。」

「はぁい、小太郎。ごめんなさい。」

「よし、いい子だ澪。それでこそ澪だ。
…ああすまん銀時。いざとなったら俺…
なんだったか?」

「…いや…もういいわ…おまえら……」
頭を抱えてため息をつく銀時。

何か言いたかったようだけど、
結局聞けずじまいだ。
また今度、こっそり聞いてみよう。
















「ほう…澪、命知らずだな…あ、前からか。」
小太郎にも俺の今の状況を説明すると、
納得したように頷いた。

前からかとか失礼な気がするけど、
崖から飛び降りたし、命知らずなのは
正直間違いないと思う。うん。
だから、黙っておく。


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