第19章 トッシー編(原作沿い)
「と、トッシーに決まってるじゃないですか」
「……どういう事だ?そりゃ。」
「き、き、昨日、だって、昨日トッシーが…」
澪は詰め寄る俺から距離を取りつつ
震えた声で昨日の事を話しだした。
ーーーーーーー……………
「…僕の今の気持ちは…………」
「…十四郎と……一緒だから……………。」
「…………は?」
…トッシーはそう言い残し、
目を閉じてしまった。
話の大半が理解出来なかった俺は
訳の分からない単語の羅列を
頭の中で整理する。
ええっと……
まず、
トッシーは俺の事を女だと思っていて、
プリキュアかと思ったら正義のヒーローで
憧れだった。
で、僕の今の気持ちは、
十四郎と一緒……。
「……………………。」
もしかして、十四郎……いや、副長も、
俺の事を女で正義のヒーローのプリキュアと
勘違いしてるって事か……!?
「嘘だ………そんなの、嘘だ!!!」
俺はトッシーの首根っこを掴む。
が、トッシーからはもう返事はない。
俺の中に不安が巻き起こる。
トッシーに影響されて
副長もオタクになってしまったのでは……?
そう思うとゾワリと寒気がする。
周りの男達と同じように、
副長も、俺の使用済みの靴下やパンツを
アレをナニする時に使おうと
狙ってるって事か!!?
「………ヒッ!」
目の前にあるのは副長の顔。
俺は慌てて副長から手を離した。
頭の中には
副長がオタクとなり俺に詰め寄ってくる
記憶ばかり流れていた。
ーーーーー……………